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    伊坂幸太郎の世界 2

    グラスホッパー
    本1


    鯨、蝉、槿という奇妙な名前、自殺させ屋、殺し屋、押し屋
    という奇妙な職業。それらに共通するのは人間ではないものの
    名前と、人を死に導く職業である。この物語はずっと死と隣接
    し続けて、まるでそこの見えない崖の淵を歩き続けているかの
    ような緊張感に覆われている。

    伊坂幸太郎はこれまでの作品でも確かに常に死というものを題
    材にしてきた。登場人物の誰かしらが大切な人の死を心に抱え
    ているということは多かった。彼にとって死とは物語の源泉、
    まさに物語が湧き出る場所なのだろう。大切な人の死を抱える
    ことでその人の特別な物語が始まる。彼はそのようにして物語
    を紡いできた。

    その伊坂幸太郎が、死を導く人々を物語の中心に据えるとき、
    それはずっと物語が湧き出るその源にとどまり続ける。物語の
    時間は進み、次々と出来事がつながって、何かが展開している
    事は確かなのだが、それが先行きの見えない暗さを持っている
    のはそこから湧き出る物語たちが紡ぎだされず、彼らを死に導
    いた主人公たちの上にのしかかってくるからだろう。彼らが殺
    した人々の記憶に押しつぶされそうになるのは、彼らの死から
    始まる物語の重み故なのだ。

    終末のフール
    本2


    あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。
    2xxx年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と
    発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、
    仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送る
    のか? 傑作連作短編集。

    砂漠
    本5


    麻雀、合コン、バイトetc……普通のキャンパスライフを送り
    ながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃな
    いか」と考え、もがく5人の学生たち。社会という「砂漠」に
    巣立つ前の「オアシス」で、あっという間に過ぎゆく日々を送
    る若者群像を活写。日本全国の伊坂ファン待望、1年半ぶりの
    書き下ろし長編青春小説!

    魔王
    本3

    小説の力」を証明する興奮と感動の新文学
    不思議な力を身につけた男が大衆を扇動する政治家と対決する
    「魔王」と、静謐な感動をよぶ「呼吸」。別々の作品ながら対を
    なし、新しい文学世界を創造した傑作!

    宮沢賢治の詩が物語とあいまって胸につきささりました。
     生計をたて生活していくという、目の前のことで手いっぱいな
    毎日を送っているので、政治とか世の中とかそれなりには考えて
    いるつもりでもどこか別世界な感じがしていたので、登場する
    人物たちが身近でした。
     主人公たちのいっぷう変わった制限つきの能力は笑えましたが、
    それを生かす道にはなるほどって思いました。どこにいようと、
    どんな状況でも素敵な人と思えるようにいたいですね。

    死神の精度
    本4


    ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に…様々な
    スタイルで語られる、死神の見た6つの人間模様。

    「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレて
    る死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げ
    られる人間模様。『オール読物』等掲載を単行本化。

    さすが伊坂幸太郎!もう誉めるしかない。文章も淡々としていて
    かっこいいし、ちょっとずれている死神のキャラクターも最高だ。
    そしてどの話も短いながらもストーリーが凝っていて話によって
    雰囲気が全く違うので飽きないで楽しめる。本格ミステリーあり、
    恋愛小説あり、切ない話あり・・本当にこの人はなんでも書ける
    なと感心した。とくに最後の話はうまい!としか言いようがない。

    アヒルと鴨のコインロッカー
    本7


    「一緒に本屋を襲わないか」大学入学のため引越してきた途端、
    悪魔めいた長身の美青年から書店強盗を持ち掛けられた僕。標的は、
    たった一冊の広辞苑――四散した断片が描き出す物語の全体像とは?
     清冽なミステリ。

    引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めい
    た長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を
    襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑。
    僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうに
    なった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しか
    し決行の夜、あろうこと...

    I love you
    本6


    祥伝社創立35周年記念特別出版
    愛してる、って言葉だけじゃ足りない(オール書下ろし)
    恋愛には物語がある。
    初めて異性を意識しはじめたとき、相手とのあいだに微妙な距離感を
    感じたとき、初恋の同級生との再会を果たしたとき、そして別れを
    予感したとき…。
    さまざまな断片から生まれるストーリーを、現在もっとも注目を集め
    る男性作家たちが紡ぐ、至高の恋愛アンソロジー

    恋愛には物語がある。初めて異性を意識しはじめたとき、そして別れ
    を予感したとき…。さまざまな断片から生まれるストーリーを、現在
    もっとも注目を集める6人の男性作家たちが紡ぐ、書き下ろし恋愛アン
    ソロジー。

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